PROLOGUE #02 戦車買わない?

 

「自分たちで戦車を買って走らせたら面白くね?」

 

キータンのあまりに予想外な発言に僕は唖然となった。

 

 

「まず、とにかく広い土地を買ってさ、サバイバルゲームができる場所をつくるのよ。」

 

はぁ?土地を買う?

 

 

「でさ、そこに戦車を買ってきて配置するんだよ。

戦車が置いてあるだけでも興奮するけど、それを自分たちで運転できたら最高じゃね?」

 

なんか話がとんでもない方向に進んできた。

そもそも戦車なんかそんなに簡単に手に入るものなんだろうか?

 

 

「実はさ、戦車を買えるサイトがあるんだよ。」

 

キータンはおもむろにノートパソコンを取り出した。

ディスプレイに映されたのは、英語で書かれた海外のサイト。

戦車の写真が10台分くらい掲載されていて、それぞれに金額が書かれている。

 

 

「中古なんだけど安いものなら2万ドル、220万円くらいで買えるんだってさ。

思ったより安くね?」

 

220万円で戦車が買えると思ったら確かに安い。

それにしても、戦車って普通に売買できるものなのだろうか。

戦車の買えるサイトってのもなんか怪しい気がする。

 

それに、買えたとしてもどうやって海外から戦車を運んでくるのだろう。

費用は?

手続きは?

 

実現できるとは到底思えない。

 

 

「戦車を運転できるサバイバルゲームフィールド、絶対話題になるぜ!」

 

なんだか、すごいことになりそうだ…。

 

 

(つづく)